資格試験を突破する秘訣は、試験に出る所だけを勉強する。テキストや問題集を、そのまま全て学習する必要はありません。要点だけを的確に覚えて、テストに臨む事が求められます。 現在私は高校の社会科の教師として働いています。自身のスキルアップの為に、世界遺産学検定に挑戦する事を決めました。仕事がら、学習内容の要点を抜き出して、まとめる事を得意としております。自身が合格の為にまとめた資料をアップしていこうと考えています。
[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。
古都奈良の文化財‐試験に出るポイント(文化遺産)
奈良と言えば、奈良の大仏が一番に思い浮かびます。
修学旅行の定番コースにもなっています。
かつての日本の首都と言うこともあり、重要な文化財が密集しています。
│ 世界遺産学検定対策
○場所
日本
奈良県
○対象場所
東大寺(とうだいじ)、興福寺(こうふくじ)、元興寺(がんごうじ)、薬師寺(やくしじ)、唐招提寺(とうしょうだいじ)、春日大社(かすがたいしゃ)、春日山原始林(かすがやまげんしりん)、平城宮跡(へいじょうきゅうあと)である。
○価値
8つの対象物件それぞれ全てに、高い価値がある。
8物件全体で奈良時代の歴史と文化を物語っている。
日本が中国や朝鮮と交流して、独自の文化を発展させ、現在も続く日本文化の基礎が奈良でつくられた。
日本文化の基礎がつくられた時代の様子を知ることが出来る遺跡群が、古都奈良の文化財である。
○重要語句
平城京→710年から74年間、日本の都として栄える。
唐の長安をモデルに造営→中国(唐)の都長安をモデルに平城京が建設された。
参考図書はここから検索できるよ
古都京都の文化財‐テキストをまとめた分かりやすい教材(文化遺産)
かつての日本の首都京都。
古き良き、日本文化が詰まった都市である。
第二次大戦時、原子爆弾の候補地に選ばれていた為に、空襲の被害が少なかった。
結果として、大部分の文化財が大戦の被害を逃れた。
│ 世界遺産学検定対策
○場所
国→日本
地域→京都
○対象場所
古都京都の文化財(文化財)は、上賀茂神社、下鴨神社、清水寺、延暦寺、平等院、宇治上神社、高山寺、鹿苑寺、慈照寺(銀閣)、龍安寺、二条城で構成されている。
○価値
千年の都として、価値の高い文化財が多数存在している。
また、焼失や破損があってもその都度再建され、創建当時に近い姿を残す事も評価のポイントである。
○重要語句
平安京→794年桓武天皇による遷都で誕生した。
わびさび→日本的な美意識、質素、古い、不完全な物の中に美しさを感じる。
参考資料の購入はここからできます。
白川郷・五箇山の合掌造り集落‐文化遺産がよくわかる!
合掌したような屋根で有名。
岐阜県の深い山を進んで行くと、山間の盆地に白川郷が見える。
合掌造りの中は思ったよりも広く、かつて、数十人が暮らしていた事も納得できる。
●検定対策
│ 場所
国→日本
地域→岐阜県、富山県
│ 対象場所
白川郷・五箇山の合掌造り集落
→日本有数の豪雪地帯、山に囲まれて分断された地域。
│ 価値
山に囲また豪雪地帯の独特な環境からうまれた合掌造りの伝統的建築物。
昔の姿のまま現在の世に現存している。
│ 重要語句
大家族制→1つの家に20人~30人で暮らす。室内では養蚕や紙すきの生産が行われていた。
結(ゆい)→相互扶助組織、隣同士の結束。
世界遺産の情報がたっぷり詰まった一冊です。l
富士山-信仰の対象と芸術の源泉‐世界遺産はこれで制覇、納得のテキスト(文化遺産・2013年登録)
日本で1番高い山として有名。
日本人の心のよりどころとして圧倒的な存在感である。
葛飾北斎の富嶽三十六景に代表される浮世絵に描かれる事もある。
●検定対策
│ 場所
国→日本
地域→山梨県、静岡県
│ 対象場所
富士山-信仰の対象と芸術の源泉を構成する地域は
富士山域(ふじさんいき)
富士山本宮浅間大社(ふじさんほんぐうせんげんたいしゃ)
御師住宅(おしじゅうたく)
人穴富士講遺跡(ひとあなふじこういせき)
三保松原(みほのまつばら)
である。
│ 価値
日本で1番の高さを誇り、山そのものが神として、宗教的なよりどころになっている。
雄大なその姿は、芸術にも多大な影響を与えている。
│ 重要語句
浅間神社→富士山そのものを神としてまつる。
修験道→富士山が修行の場となる。
平泉-浄土を表す建築・庭園及び考古学的遺跡群‐世界遺産を制覇する夢のテキストとは(文化遺産・2011年登録)
奥州藤原氏として有名な平泉。
独自の文化を創り上げて、歴史にその名をとどろかせる。
源義経の悲劇、その後、源頼朝によって滅びの道を歩むことになる。
●検定対策
│ 場所
国→日本
地域→岩手県
│ 対象場所
平泉-浄土を表す建築・庭園及び考古学的遺跡群
中尊寺(ちゅうそんじ)
毛越寺(もうつうじ)
観自在王院跡(かんじざいおういんあと)
無量光院跡(むりょうこういんあと)
金鶏山(きんけいさん)
の5遺産からなる。
│ 価値
東アジアの仏教文化と日本文化の融合、中央政府から離れた独自の奥州藤原氏の栄華をしめす文化遺産の数々。
│ 重要語句
浄土思想→現世での平和だけでなく、死後に浄土に行き成仏する事を目的とする。
独自の浄土庭園→東アジアの仏教文化や日本文化が結びつき、独自の様式が出来る。
藤原清衡(ふじわらのきよひら)→11世紀後半から12後半の約100年間続いた、平泉の基礎をつくる。