資格試験を突破する秘訣は、試験に出る所だけを勉強する。テキストや問題集を、そのまま全て学習する必要はありません。要点だけを的確に覚えて、テストに臨む事が求められます。 現在私は高校の社会科の教師として働いています。自身のスキルアップの為に、世界遺産学検定に挑戦する事を決めました。仕事がら、学習内容の要点を抜き出して、まとめる事を得意としております。自身が合格の為にまとめた資料をアップしていこうと考えています。
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世界遺産検定公式過去問題集3・4級(2016年度版) [ 世界遺産アカデミー ] |
広島平和記念碑(原爆ドーム)アメリカの戦争犯罪を今に伝える負の遺産・1996年文化遺産
原爆の悲劇を語り継ぐ平和のシンボル
アメリカによる人類史最高の戦争犯罪→原子爆弾の投下
場所
国→日本
地域→広島
対象建造物→原爆ドーム
設計者
ヤン・レツル→1880~1925年のチェコの建築家。モダンな建物は当時の広島市民に親しまれた。
価値
原爆の悲劇を語り継ぐ平和のシンボル
原子爆弾投下後の悲劇を現在に伝える
負の遺産
原子爆弾の威力を伝える
原爆ドームは「原子力をもって争う世界戦争は人類の滅亡と文明の終末を意味する」この恐ろしい現実を伝える文化遺産である。
原爆ドームは、核兵器の廃絶と世界恒久平和という、ヒロシマの願いを発信しつづける世界的なモニュメント
歴史
大東亜戦争(太平洋戦争)末期、1945年8月6日アメリカの爆撃機エノラ・ゲイが投下した原子爆弾「リトル・ボーイ」が広島の町を破壊した。
原爆ドームは取り壊しも検討されたが、被爆の惨状を後世に伝えるための保存運動が起こり、原爆ドームの永久保存が決定された。
1996年アメリカの強い反対があったものの、原爆ドームの世界遺産登録が実現した。
世界遺産検定公式過去問題集3・4級(2016年度版) [ 世界遺産アカデミー ] |
紀伊山地の霊場と参詣道(2004年文化遺産)‐資格試験受験者必見
日本の宗教文化の歴史を伝える文化的景観
│ 世界遺産学検定対策
場所
国→日本
地域→和歌山県が中心
対象地域
紀伊山地の霊場と参詣道(さんけいみち)
和歌山県を中心とした一大霊場
対象場所
吉野山(よしのやま)
金峯山寺(きんぷせんじ)
大峰山寺(おおみねさんじ)
吉野水分神社(よしのみくまりじんじゃ)
吉水神社(よしみずじんじゃ)
金峯神社(きんぷじんじゃ)
熊野本宮大社(くまのほんぐうたいしゃ)
熊野速玉大社(くまのはやたまたいしゃ)
熊野那智大社(くまのなちたいしゃ)
那智大滝(なちおおたき)
青岸渡寺(せいがんとじ)
補陀洛山寺(ふだらくさんじ)
那智原始林(なちげんしりん)
金剛峯寺(こんごうぶじ)
丹生都比売神社(にうつひめじんじゃ)
慈尊院(じそんいん)
大峯奥駈道(おおみねおくがけみち)
熊野参詣道(くまのさんけいみち)
高野山町石道(こうやさんちょういしみち)
価値
・日本の宗教文化の歴史を伝える文化的景観。
・各建造物と自然環境が一体となった景観が形成されている。
・日本で初めて文化的景観が認められる世界遺産である。
重要語句
神仏習合→紀伊山地の霊場には、日本古来の神道と大陸伝来の仏教が融合した神仏習合の思想を見る事ができる。
修験道(しゅげんどう)→吉野や大峯に山岳修行者が集まるようになって修験道の聖地になった。
古都奈良の文化財‐試験に出るポイント(文化遺産)
奈良と言えば、奈良の大仏が一番に思い浮かびます。
修学旅行の定番コースにもなっています。
かつての日本の首都と言うこともあり、重要な文化財が密集しています。
│ 世界遺産学検定対策
○場所
日本
奈良県
○対象場所
東大寺(とうだいじ)、興福寺(こうふくじ)、元興寺(がんごうじ)、薬師寺(やくしじ)、唐招提寺(とうしょうだいじ)、春日大社(かすがたいしゃ)、春日山原始林(かすがやまげんしりん)、平城宮跡(へいじょうきゅうあと)である。
○価値
8つの対象物件それぞれ全てに、高い価値がある。
8物件全体で奈良時代の歴史と文化を物語っている。
日本が中国や朝鮮と交流して、独自の文化を発展させ、現在も続く日本文化の基礎が奈良でつくられた。
日本文化の基礎がつくられた時代の様子を知ることが出来る遺跡群が、古都奈良の文化財である。
○重要語句
平城京→710年から74年間、日本の都として栄える。
唐の長安をモデルに造営→中国(唐)の都長安をモデルに平城京が建設された。
参考図書はここから検索できるよ
古都京都の文化財‐テキストをまとめた分かりやすい教材(文化遺産)
かつての日本の首都京都。
古き良き、日本文化が詰まった都市である。
第二次大戦時、原子爆弾の候補地に選ばれていた為に、空襲の被害が少なかった。
結果として、大部分の文化財が大戦の被害を逃れた。
│ 世界遺産学検定対策
○場所
国→日本
地域→京都
○対象場所
古都京都の文化財(文化財)は、上賀茂神社、下鴨神社、清水寺、延暦寺、平等院、宇治上神社、高山寺、鹿苑寺、慈照寺(銀閣)、龍安寺、二条城で構成されている。
○価値
千年の都として、価値の高い文化財が多数存在している。
また、焼失や破損があってもその都度再建され、創建当時に近い姿を残す事も評価のポイントである。
○重要語句
平安京→794年桓武天皇による遷都で誕生した。
わびさび→日本的な美意識、質素、古い、不完全な物の中に美しさを感じる。
参考資料の購入はここからできます。
白川郷・五箇山の合掌造り集落‐文化遺産がよくわかる!
合掌したような屋根で有名。
岐阜県の深い山を進んで行くと、山間の盆地に白川郷が見える。
合掌造りの中は思ったよりも広く、かつて、数十人が暮らしていた事も納得できる。
●検定対策
│ 場所
国→日本
地域→岐阜県、富山県
│ 対象場所
白川郷・五箇山の合掌造り集落
→日本有数の豪雪地帯、山に囲まれて分断された地域。
│ 価値
山に囲また豪雪地帯の独特な環境からうまれた合掌造りの伝統的建築物。
昔の姿のまま現在の世に現存している。
│ 重要語句
大家族制→1つの家に20人~30人で暮らす。室内では養蚕や紙すきの生産が行われていた。
結(ゆい)→相互扶助組織、隣同士の結束。
世界遺産の情報がたっぷり詰まった一冊です。l