資格試験を突破する秘訣は、試験に出る所だけを勉強する。テキストや問題集を、そのまま全て学習する必要はありません。要点だけを的確に覚えて、テストに臨む事が求められます。 現在私は高校の社会科の教師として働いています。自身のスキルアップの為に、世界遺産学検定に挑戦する事を決めました。仕事がら、学習内容の要点を抜き出して、まとめる事を得意としております。自身が合格の為にまとめた資料をアップしていこうと考えています。
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世界遺産検定公式過去問題集3・4級(2017年度版) [ 世界遺産検定事務局 ] |
バリの文化的景観‐バリ・ヒンドゥー哲学トリ・ヒタ・カラナを表す水利システム「スバック」!人間と自然環境がコラボレーション
人間と自然環境の調和が見られる灌漑システム
│ 世界遺産学検定対策
基本情報
登録年→2012年
登録基準→ⅱ、 ⅲ、 ⅴ、 ⅵ
遺産区分→文化遺産
文化的景観→人間が自然と共に作り上げた景観で文化遺産と自然遺産の境界に位置する
分類→文化の多様性
地域
国→インドネシア
場所→バリ島
世界遺産の対象
→5つの棚田とスバックの寺院
バリの文化的景観
スバックの水利システムによって、平地、山間部に水を引く事が可能となり、豊かな米の収穫をもたらした。
また、水は神格化されており、スバックの水利システムは神事と結びついている。
自然環境から宗教観が生まれ、生活のシステムをつくりだし、それが美しい景観として残る。
重要語句
トリ・ヒタ・カラナ→神と人、自然の調和をもたらす宇宙観を反映した概念、バリ・ヒンドゥー哲学
バリ・ヒンドゥー哲学→土着信仰、ヒンドゥー教、インド仏教などが融合
スバック→寺院に集められた水を分け合う水利システム
世界遺産検定公式過去問題集3・4級(2017年度版) [ 世界遺産検定事務局 ] |
シングヴェトリル国立公園!世界最古の議会と大自然のコラボレーション‐何かを感じたい人必見
住民の野外集会が近代までつづいた国民統合の象徴
│ 世界遺産学検定対策
基本情報
登録年→2004年
登録基準→ⅲ、 ⅵ
遺産区分→文化遺産
文化的景観→人間が自然と共に作り上げた景観で文化遺産と自然遺産の境界に位置する。
分類→文化の多様性
場所
国→アイスランド
地域→シングヴェトリル国立公園
価値
アルシングの遺構(いこう)と自然環境がともに見られる
アルシング(全島集会)→930年アイスランドの入植者の代表が共通の法律や規則を定めた。
この議会は1798年まで続いた。
自然環境
ギャオ→火山帯が広がり、世界で2箇所にしかない、大陸プレートの裂け目が見られる。
ゲイシール→水蒸気や熱気を噴出する。
アイスランド語でゲイシールは間欠泉を意味する。
くわしく学ぶ世界遺産300第2版 [ 世界遺産検定事務局 ] |
シエナの歴史地区!中世ヨーロッパの街並みが残る都市‐旅好き必見
フィレンツェとライバルの自治都市
│ 世界遺産学検定対策
場所
国→イタリア
地域→シエナ
内容
登録年→1995年
登録基準→ⅰ、 ⅱ、 ⅳ
遺産区分→文化遺産
分類→歴史地区と旧市街
価値
シエナはフィレンツェと競い合った自治都市として発展した。
中世の歴史的建造物がほぼ当時のまま残っている
ドゥオーモ(大聖堂)→シエナの代表的な建造物、9世紀に創建された古い聖堂の遺構(いこう)の上に立っている。
カンポ広場→世界で最も美しい広場と称賛され、マンジャの塔をもつゴシック様式の美しい市庁舎などが立ち並ぶ
歴史
シエナでは、12世紀に政治組織(コムーネ)が成立し、自治都市として発展した。
シエナはフィレンツェと商業利権や領地などをめぐってたびたび衝突した。
14世紀半ばに起こったペストの大流行でシエナは、最盛期に約10万人だった人口が3万5000人激減し、急速に衰退してフィレンツェに併合された。
重要語句
遺構→昔の遺跡の残存物
コムーネ→12世紀の市民による政治組織
サンティアゴ・デ・コンポステーラ!キリスト教の使徒ゆかりの地‐キリスト教徒必見
キリスト教12使徒の聖ヤコブが眠る地
│ 世界遺産学検定対策
場所
国→スペイン
位置→スペインの北西部の都市
都市名→サンティアゴ・デ・コンポステーラ
内容
登録年→1985年
登録基準→ⅰ、ⅱ、 ⅵ
遺産区分→文化遺産
種類→キリスト教(カトリック・プロテスタント)
サンティアゴ・デ・コンポステーラ
聖ヤコブ→サンティアゴ・デ・コンポステーラ出身でキリスト教12使徒の1人
ヴァティカンやエルサレムと並ぶキリスト教3大巡礼地
旧市街には聖ヤコブの大聖堂をはじめ、多くの聖堂が残る
歴史
9世紀初頭、この地で聖ヤコブの遺骸が発見され、聖ヤコブを祀(まつ)るための聖堂が建設された。
10世紀末にはイスラム勢力に支配され、聖堂が破壊されたが、レコンキスタ(国土回復運動)によって都市が奪還された。
その後、キリスト教の聖地として復興され、現在に至っている。
聖ヤコブを祀る大聖堂
イスラム勢力によって破壊されたが、レコンキスタ後に再建された。
栄光の門→大聖堂の正面門、建築家マテオの作品でロマネスク様式の傑作と言われている。
17世紀にはチュリゲラ様式の主祭壇が増築
チュリゲラ様式→17世紀末から18世紀にかけて広がった、豪華で繊細な装飾を施したスペイン独自のバロック様式。多くを手がけたチュリゲラ家に由来する。
くわしく学ぶ世界遺産300第2版 [ 世界遺産検定事務局 ] |
カイロの歴史地区!文化や宗教の有名な国際都市‐1度は行ってみたい場所
1000のミナレットが立つ国際文化都市
基本情報
登録年→1979年
登録基準→(ⅰ)(ⅴ)(ⅵ)
区分遺産→文化遺産
分類→イスラム教
│ 世界遺産学検定対策
場所
国→エジプト
地域→エジプトの首都カイロ
カイロの歴史
7世紀、イスラム勢力のアフリカ進出の拠点として発展
10世紀半ば、ファーティマ朝がこの地を統治。
ミスル・アル=カーヒラ→「勝利者の軍事都市」を意味する。
カーヒラを英語読みしたカイロが現在の呼び名となっている。
13~16世紀のマムルーク朝時代には世界最大のイスラム都市に成長
1,000のミナレットが立つ街→14世紀には、街の至るところにモスクやミナレットが建造され、このように呼ばれた。
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